お客様について
ソフトウェア業チェーンは大きく分けて以下の4つに分類されます:アプリケーション/システムソフトウェア開発、システムインテグレーションサービス、データ処理サービスとソフトウェア販売卸売。アプリケーション/システムソフトウェア開発とシステムインテグレーションサービス、それらの大半ははプロジェクトの形で運営されているため、どのようにプロジェクトで発生したすべてのトランザクション情報の種類を正しく収集し、プロジェクトの情報と進捗状況の透明性化はこの業界のERPシステム導入の注目点となります。
お客様の課題
- プロジェクト見積:競争の激しい市場において、迅速に受注を獲得することが主な注目点であるが、プロジェクト見積原価を正しく把握できなければ、見積が高すぎると市場競争力が影響されたり、見積が低すぎると予算を超過して損失を招いたり、プロジェクトに必要なリソースが不足して各種のリスクを発生させたりする可能性があります。
- プロジェクト情報が透明でない:統一されたシステムがない場合、プロジェクトチームは各部門から様々な管理方法に直面する可能性があり、また、最終財務と照合できない可能性もあります。その結果、プロジェクトの進捗に影響を及ぼし、損益計算に影響を及ぼすかもしれません。
- グループ関係会社共同開発:大規模プロジェクトは通常、多くのマンパワーを必要とし、グループで同じプロジェクトを共同開発する場合、各社での会計処理はひとつの難題となります。
- 会計処理:プロジェクトの種類によって収益認識基準が異なり、プロジェクトから発生した収益はインボイス伝票金額で認識されるのではなく、完成率で認識されるため、プロジェクトに投入したリソース情報に整合性がないと、その後の財務会計の計算で誤差が生じる可能性があります。
NTTデータ台湾導入支援によるメリット
- NTTデータ台湾は、プロジェクト見積りテンプレートを確立し、原価見積りの効率と精度を向上させ、事業部門が迅速に受注を把握できるように見積りプロセスのリエンジニアリングを支援しました。
- システム化されたプロジェクト管理ツールは、プロジェクト管理の有効性と、その後の財務取引との整合性を向上させ、各ユニットの情報を透明化するとともに、プロジェクト転記ルールを設定し、転記情報を正しくすることができます。
- グループ全体が取り組む大型プロジェクトの場合、プロジェクト取引が子会社に戻るように会社間取引を調整し、関連パーティとの照合表を自動的に作成することができます。
- プロジェクト・タイプを設定し、必要な会計処理を満たすために、希望するタイプに従って収益を認識するための完了率を自動的に計算することができます。